100切りゴルフラボ

初心者の初心者による初心者のためのゴルフブログ

台湾の最南端へ行ってみた②

台湾の最南端へ行ってみた①の後編です。

①をご覧になられていない方は、下のリンクへどうぞ!

台湾の最南端へ行ってみた①

 

 

2. 到着、そして素晴らしき出会い後編

屋台でつまみ食いした後、BARへ入店した所までが前回のお話でしたね。

  

店内は観光客と地元の人と思しき人たちで盛り上がっている中、一人だったので

店員さんがカウンターへ案内してくれました。

僕には話相手も居なかったので、この店員さんと話してみようと直感的に思い、

ドリンクを持ってきたと同時に「Hello」と声を掛けたところ、向こうも気さくに

「Hi , Where are you from?」と返答してくれ会話に成功しました。

 

ちなみにこの店員さんこそが前述した、旅の内容を濃くしたキーパーソンで、

ジンイーという女子大学生でした。

そこから筆談も交えてお互いの自己紹介や他愛もない話で盛り上がり最高の時間

になりました。

 

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左から順に僕、店員のジンイー、同じくおひとり様の中国人観光客の方。

 

時間も深夜近くになったので出会いに感謝しつつ帰り支度をしていると、

ジンイーが「明日ノープランなら観光案内してあげる!」と言ってくれたのです。

 

 

Thanks!と簡単に感謝の気持ちは述べましたが、こんな展開に内心死ぬほど喜んだ

自分でした。笑

やっぱり何が起こるか分からないのが旅の醍醐味だと痛感。。

 

3. 2日目 観光

いい出会いに感謝してぐっすり眠れたところで指定の待ち合わせ場所へ。

昨日の話の流れだと「私がいろんな所に連れてってあげるから足の心配は

しないで!」という事だったので、女性に車で迎えに来てもらうなんて何だか申し訳

ないなあという気持ち反面、どんな車でくるんだろうと期待もありました。

 

すると昨日交換したLineに着信があり、見渡してみると彼女はスクーターで登場。

 

さあ、乗って^^

 

・・・・・車で迎えに来るというのは完全に僕の思い込みでした。笑

 

兎にも角にもせっかく来てくれたわけだから乗るしかないのですが、

ノーヘル2ケツスタイルなんて当然やったことも無いし、しかも彼女かなりの

スピードでブッ飛ばすじゃないですか!汗

メーターを見ると70km/h位出てるし。。。

 

それを見たら余計に彼女の肩を掴む力が増して

ついに、

 

 

 ビビってんの?痛いんだけど?^^

 

と男のプライドをズタズタにする様な一言を簡単に言ってきました。汗

残念ながら事実ですので、ぐうの音も出ません。

 

やがて15分ほどバイクを走らせるとビーチに到着し、バイクから降りるや否や、

屈強なガタイの男たちの元に近づいて、僕を指さしながら何かを説明し始めました。

 

どうやら彼女の友達の様で、ジェットスキーやバナナボート等のマリンアクティビティサービスを提供しているらしい。

 

そしてなんと、無料で遊ばせてくれるとの事。

本音を言うと彼女のバイクで既に陸のアクティビティを経験したから十分

お腹いっぱいだったが、そんな事も言えずに他の客が乗っているバナナボートの

一番後ろに強引に乗らされました。 

 

 

これでもかって位に海上でGを一通り楽しんだ後は、また目的地を告げずに彼女は

バイクを走らせました。

陸と海の高速移動を間髪入れずに体験したお陰で、この移動での恐怖は皆無でした。

人間の慣れって凄い。。

 

次に着いたのはバイクレンタルショップ。

どうやらまたスタッフが彼女の友達の様で、また僕を指さして話しています。

 

すると彼女が戻ってくると

 

 

タダには出来ないけど料金安く出来るから借りといたよ!

バイト(昨日出会ったBAR)に行かなきゃ♪

 

謝謝。。

 

 

 

海外で運転したくなかったので本気で断ろうとしましたが、既に彼女はバイクを

走らせて姿はありませんでした。笑

こうなったら移動手段も無くなったしせっかくだから乗る事に決めました。

 

バイクは電動式でトルクがかなりあって、全然問題なくスピードは出せました。

ただし右側通行なのでそこだけ注意しながら運転したら20分程度でだいぶ慣れて

きました。

 

とは言えナビも無い、地図も無い、土地勘もない。

そんな無い無い尽くしの状況下では、己の野生の感に頼るしかなく

ひたすら走らせました。

 

 

 

 

 

慣れたところでふと横を見ると、なんと綺麗な夕焼けが目に飛び込んできた

ので駐車場に停めて撮影!

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ああ、旅っぽい。。笑

 

これで元気をもらった僕はどんどんバイクを走らせ山道に行く事にしました。

するとそこでもこんな景色が!

 

 

 

 

 

 

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何だか上の2枚はDr.コトー診療所に出てきそうな風景で、中島みゆきさんの

銀の龍の背に乗って」を脳内再生してました。

 

この日は刺激的な出来事が容赦なく我が身に降りかかった一日だったので

どっと疲れが出ましたが、本当にかけがえの無い最高の時間を過ごせました^^

 

 

 

4.トラブル、そして素晴らしき愛

 ケンティン最終滞在日の前夜のこと。

まさか連続的にこんなにもトラブルに遭うとは予想だにしませんでした。

 

泊まっていた前述の157boutiqueホテルには予約などは特にせず、

「また今日も泊まれる?」と当日になって伺い、スタッフのがOKと言って

くれたので同じ部屋に連泊することが出来ました。

 

寝床も確保出来た事だし借りたバイクをホテルの玄関口に停めて、界隈の夜の

屋台を楽しむことにしました。

一通り夜の賑やかな雰囲気を楽しんだ後、ホテルまで戻ってみると

 

 

 

 

 

 

停めてあったはずのバイクが無い!!!

 

 

 

盗まれたと思い、血相を変えてホテルのスタッフに問いただしてみても

分からない。

なんて事だと途方に暮れていると、観光案内してくれてBAR店員のジンイーから

携帯にメールが入った。

 

開いてみると不自然な日本語が並んでた。

おそらく彼女が翻訳ソフトを使って送ったのだと思う。

 

整理すると、警察がバイクを没収したとの事らしい。

きっと警察が登記を調べてバイクレンタル屋に撤去したことを連絡し、

レンタル屋に働いている友達が彼女に伝えたのだと想像つきました。

 

とにかくその旨を何人かのホテルのスタッフに聞いてみるとスタッフの一人が、

 

「ホテルの目の前に停めたとしても、夜だけ屋台の所有スペースになるから

撤去されたのだと思う」

 

 

そして狼狽えた僕を見かねたのか

「警察署まで行って事情をきいてみよう」と女性スタッフが提案してくれ、

徒歩10分くらいの所に警察署に早々に着きました。

 

すぐに思い出しました。

 

ここは初日にホテルの道を尋ねた警察署だ。

まさかまたここに立ち寄るとは。。笑

 

最初に僕が片言の英語で警官に説明するとすぐに伝わりました。

「そのバイクはここにある」 と。

不法駐車という事で日本円で5,000円ほどの罰金を言い渡されたと思います。

 

正直そんな値段ならさっさと払ってことを済まそうとしましたが、

 

同行してくれた女性スタッフが

 

 何やら中国語で一生懸命警察に説明している。

というよりも訴えかけている様な印象でした。

 

しばらくすると、彼女から一言。

 

You dont have to pay money for the police.

No charge.

 

え?お金を払わなくていい?!

 

女性スタッフが警察に、僕が日本人で何も知らなくて仕方がなかったんだと説明して

くれたらしいです。。。泣

 

僕は女性スタッフと警察に謝謝と何回言ったか覚えていないくらい感謝の意を

伝えました。

 

そして気づいてみるとバイクレンタル屋のスタッフも警察署に到着していて、

状況を察したの「良かったな」と言うかの様に肩をポンポンと叩いてくれました。

その彼とは英語が通じなかったので、またも謝謝を何回も言ってひたすら感謝を

しました。

 

これでバイクは無事戻ってきたので一件落着なのですが、まさかまだトラブルが

襲い掛かってくるとは夢にも思っていませんでした。

 

つづく