100切りゴルフラボ

初心者の初心者による初心者のためのゴルフブログ

区と交渉してみてわかった事

4年前の大学生の時に体験した、

とある事で区と交渉してみた内容を文字におこしてみます。

 

当時の専らの移動手段は自転車で、大学やバイト先、買い物などに行くのに

毎日の足として重宝していました。

 

今までマウンテンバイクしか乗った事がなかったのですが、大学の先輩の影響

もあって、初めてクロスバイク(マウンテンバイクとロードバイクの中間)を購入し、

マウンテンバイクには無い加速感とスタイリッシュなデザインを満喫していました。

 

ところが購入して半年経ったある日、普段通り走っていると

道路上にフライパン程の深さ・大きさの穴が突如目の前に現れました。

とっさに避けようと

しましたが時既に遅しで、両輪ともガタンガタンと穴に突っ込みました。

 

何だか漕ぎ出しに違和感を感じる。。

恐る恐る調べてみると・・・・・・

 

 

やはりパンクしてる!! 

後輪だけで済みましたが汗

 

 

 タイヤ幅が25mmしか無く耐久性が低い為、今まで段差や窪みなどには十分気をつけていましたが、

夕暮れで辺りが薄暗く、まさかそんな穴が有るとは夢にも思わなかったので発見が遅れてしまいました。

 

 

しかし落ち込む間もなく、これって自分だけのせいなのか

 泣き寝入りするしかないのか?

 

 

そんな疑問と不安と怒りを抱いた瞬間、

その日受講した大学の授業内容が急に脳内再生されました。

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国家賠償法に基づいて損害賠償請求できる!

 

 

国家賠償法二条によると、「道路、河川、その他の公の営造物の設置または

管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国または公共団体は

これを賠償する責に任ずる」という内容を授業で習ったばかりでした。

 

僕は一種の運命を感じました。

アウトプットの究極の形だと。笑

 

早速区へ電話してみたものの、

すでに連絡が取れない時間だったので

翌日掛け直すと、土木課(正確な部署名は失念)の担当者を紹介してもらい、

やりとりすることになりました。

 

 

ROUND 1   

電話で状況説明。

状況を詳細に説明すると下記の通り。

 

冬の夕暮れ時だったので既に辺りは暗く、どの車もヘッドライトは付けていた。

そんな中、緩やかな坂を下っていると、突然目の前にフライパン程の

大きさの穴が出現。

避けきれずまんまと両輪ハマり後輪がパンク。

タイヤの中のホースの完全に裂けており、タイヤとホースの両方を交換する必要がある。

 

ちなみに、この時点ではまだ必殺技の国家賠償法はまだ出していません。

 

そして担当者様からは下記の問いがあった。

①ライトを点灯していたか?

②スピードの出しすぎで気づくのに遅れたのでは?

 

賢くない僕でも反論するのは簡単だった。

まず①について

回答はYES。

LEDの高輝度タイプのライトを設置していた。

さらに言うとライトは視界を確保するというよりも、他者に自身の存在を

知らせるものの意味合いがあるのでそれも説明した。

 

次に②について

人通りも多く、さらに路駐している車も多いのでスピードは出していないと

回答。ただこれについては具体的に時速何キロとか数値化できず主観によるので、

とにかく出していない、出せない状況と回答しました。

 

 

 

ROUND2

後日別の担当者から電話が掛かってきました。

実際に現場にで説明をしてくれないかという内容の依頼でした。

もちろん、そうすれば状況も簡単に説明出来るので望むところでした。

 

現場付近で土木課担当者2名と合流しました。

変な思い込みだったのですが、「土木課」と聞くとよく工事現場にいるとび職

のようなオラオラ系の人が来るのかと思ったら、40代くらいのオジサマで安心しました。笑

状況説明を一通り終えると、また電話の時と同様、あくまでこっちが悪いの様な

切り出され方をされるのかと思いきや

 

 

お怪我が無くて本当に良かったです」

 

心配の声をかけて頂き、また安心してしまいました。

なんだか戦うことを前提にしていたので、優しくされると

例の必殺技を繰り出しにくい状況になってかえってやり辛かった。。

 

とりあえず修理の見積もり又は領収書を提出して欲しいと依頼されたので

オッシュマンズに行くことにしました。

 

なんだか幸か不幸か必殺技を出す必要が無いような感じになってきました。笑

 

FINAL ROUND

見積もりの結果、およそ7,000円。

やはりタイヤとチューブの交換だとそれなりにしますね汗

 

早速メールに添付して提出するとすぐに連絡が入り、待ち合わせ場所を指定

されました。

そこに行ってみるとワゴン車が駐車してあり、中から前回の40代の方が愛想よく

手招きしてくれたので乗車。

 

なんか良くわからないけどこの非日常的な感じが堪らなく興奮しました。笑

 

 

話を戻すと、

「全額をこちらから支払うのは出来ず、80%掛けの5,600円なんだ」と。

 

 

 

なぜ全額じゃないんだと思いましたが、乗り物を運転していればこういうモノなんだ

という妙な納得感で承諾し、価格に関して異議申し立てを行わない様に誓約書に署名

をして幕を閉じました。

 

それからしばらくしてパンクした坂道を通ってみると、穴がしっかり

コンクリートで埋められており、他の箇所も綺麗にしっかり補修されていました!

 

結局、ドヤ顔で国家賠償法を声高らかに言う必要無く済みました。笑

 

そして今回得たものは・・・

・行動する大切さ

国家賠償法の概要知識(4年経った今でも覚えている。笑)

クレーマーという光栄な称号

知人に一部始終を話したらクレーマーだね♪と簡単に流され、しばらく意見を言うたびにその単語が飛び交い苦しめられました。汗

 

 

以上、ご覧いただきありがとうございました^^