香りの世界へ踏み込んでみた
以前縁あって、お寺で座禅体験をさせてもらい、その際に頂いた「塗香」という
落ち着く香りがする粉末と出会ったことをきっかけに、そういう物が売っている
専門店に行ってきました。
行ってきたのは、表参道駅の最寄り出口から5分程度の場所にある
青山香房というお店。
夜に撮影したので分かりにくいですが、レンガ造りの建物が特徴です。
入店するや否や、ほんのり甘い包み込んでくれる様な香を感じました。
一体このようなお店にはどんな商品が置いてあるのか。
26年間今まで一度もこの類のお店に足を踏み入れた事がなかったので戸惑いましたが、
座禅の時に出会った塗香を求めて入店。
ずばり店内はこんな感じでした。
完全に和を基調としたレイアウトです。
陳列されている商品のほどんどが、よく目にする線香を短くした感じでした。
それにしてもあまりにも種類が多いので、素人の私には大海に放り込まれた
蛙の様にキョトン状態。
目的である塗香が見当たらなかったので、まず線香を物色することにしました。
とりあえず種類・用途も分からず片っ端からサンプル品をクンカクンカしてみると、
本当に香は多種多様で、私はどうやら甘い感じの香が好みであると気づきました。
店内一人でクンカクンカしている私を見かねてか、女性の店員さんがとうとう
「何かお探しですか」と声を掛けてきた。
メーカー・ブランドも知らない、しかも香をいざ言語化しようとすると難しく、
シンプルに「甘い香りが好きです」と謎のアピールをしてしまいました。
すると店員さんが、何種類かのサンプルを順番に焚いて下さった。
いざ焚いた時の香は、どれもまるで別の印象でした。
ちなみにオススメされたのは花散里という商品で、入店時に嗅いだものと同一でした。
花散里と聞いて源氏物語に登場する1人物くらいの知見しかないですが、
その商品から放たれる、ほのかに甘い香と言葉の響きが何とも言えない魅力でした。
ですが、いろいろ焚いて頂き30分以上迷いに迷って最終的に買ったのはコチラ。
写真右にございます、ローズ・ラベンダー・バニラ・ペパーミントの詰め合わせ
セット。
花散里を散々持ち上げましたが、結局上記にある「バニラ」の香に惹かれ、
どうせだったら沢山の香を楽しめるものが良いと思いセットを買いました。
既に写真に写っていますが、塗香も無事に買えました。
しかも入店してすぐ左に陳列しており、一番分かりやすい場所にありました。笑
購入した塗香は極品というクラスですが、「上品」と他2種類の計4種類があります。
こちらの使い方としては指の腹にうっすら少量取り、手首や耳の後ろに広げます。
また店員さん曰く、体温によって香の印象が変わるそうです。
つまり、塗り始めと馴染んだ時の香が異なるのですが、実際試してみると、
徐々に丸くなっていく様な感覚です。
薄くなるとはまた違うのですが、香は実際にお試し頂くしかないですね。笑
二点で確か1,500円程度で個人差あると思いますが、高価な物ではなく気軽に
購入出来ると思います。
ご興味ある方は是非^^